・妊娠の兆候があるけど妊娠検査薬ってどこで買えるの?
・病院はどこに行けばいいの?
日本だと、「妊娠検査薬はどれがいいんだろう」と思っても、ネットで口コミを見たり、薬局等でアドバイスをもらったり、何かしら対応ができるかと思います。
また、病院は、「産婦人科」に行けばいいということも、すぐにわかります。
しかし、海外だと、これらが普通のことなのか、よくわかりませんよね。
言語の問題もあって、対応が中々進まないこともあります。
そこで、本記事では、以下の内容を紹介します。
●妊娠検査薬の種類
●妊娠の兆候があった場合の対応
妊娠検査薬で検査
妊娠検査薬は、ドラッグストア(dmやRossmann)や薬局(処方箋なし)、オンラインですと、amazonやdmオンラインにて購入できます。
「どれを購入すればいいのか」のアドバイスが欲しいという方は、薬局ですと、薬剤師さんにアドバイスをもらえます。
ドイツの妊娠検査薬も、日本と同様に、「スティックタイプで先端に尿をかける」タイプが一般的です。リトマス紙タイプもありますが、この記事では、ドラッグストアなどで簡単に手に入るスティックタイプを紹介しますね。
そして、ドイツの検査薬には、以下の2種類があります。
1. Schwangerschaftsfrühtest(妊娠早期検査)
生理予定日数日前から生理予定日まで使用可能なもの
2. Schwangerschaftstest(妊娠検査)
生理予定日から使用可能なもの
よって、タイミング法を取っているとか、生理が遅れているとか、それぞれの状況に合わせて選んで頂けたらと思います。
さらに、ドイツの妊娠検査薬は、以下の2タイプに分かれます。
・アナログ
・デジタル
アナログもデジタルも判定精度は、「99%以上」と謳っていますので、どちらを選んでもいいと思いますが、デジタルですと、判定線が明確で、さらに、より詳細な結果が出るものもあります。

●売り場がわからないときは、店員さんに「Haben Sie einen Schwangerschaftstest?(ハーベン ジー アイネン シュヴァンガーシャフツテスト?)(妊娠検査薬はありますか?)」とか、「Wo ist ein Schwangerschaftstest?(ヴォ イスト アインシュヴァンガーシャフツテスト?)(妊娠検査薬はどこですか?) 」と聞いてください。
Schwangerschaftsfrühtest(妊娠早期検査)
青と黄色で囲ったものが、「Schwangerschaftsfrühtest」です。「Schwangerschaft」は「妊娠」という意味です。
注意:必ず、「早い」という意味を持つ「früh」の単語が入っているかを確認してください。
こちらは、生理予定「数日前」から使用可能ですが、その日にちは検査薬によって異なります。たいてい「生理予定日4、5日前」です。
Schwangerschaftstest(妊娠検査)
緑で囲ったものです。こちらが、日本と同じ、通常の妊娠検査薬になります。
「Schwangerschaftsfrühtest」よりも価格は安いです。
次に、写真のA-Eの説明をします。
A,B:
2 Tests zum Vorteilspreis / Doppelpackung
「2 Tests」 は、検査薬が 2本入っていることを意味します。「Doppelpackung」も、2本入りを意味します。「Zum Vorteilspreis」は、「お得な価格で」ということです。
棚札を見るとわかるかと思いますが、
青で囲った検査薬は、1本入りだと€6.45なのですが。2本入りだと€10.95、
黄色で囲った検査薬は、1本入りだと€5.95、2本入りだと€9.95、と、2本入りのほうが1本入りよりも、少し安くなっているのがわかります。
よって、妊活中の方など、定期的に検査薬を使用する場合は、2本入りの方がおすすめです。
C:
4 Tage vor der Periode anwendbar
「Tag (e )」は、「日」、「vor」は「前」、「Periode」は「生理」、「anwendbar」は「使用可能な」という意味です。つまり、「生理予定日前の4日間使用可能」であることが記載されています。
黄色で囲った方の妊娠検査薬には、裏に、これと同様の記載がされていましたので、写真を載せます。

赤の下線部分に書かれています。
“ Anwendung bis zu 4 Tage vor der fälligen Periode möglich. ”(生理予定日前4日間使用可能)
「bis zu」とは「~まで」、「Anwendung」は「使用」、「fällig」は「行われるはずの」、「möglich」は「可能な」という意味です。
D:
schnells und klares Ergebnis「早くてクリアな結果」
E:
・Über 99% Genauigkeit schon ab 10 IE 「10IE以上で99%以上の精度」
・Frühe Gewissheit in nur 3 Minuten 「たった3分で素早い確証」
・Komfortable Anwendung 「快適な使用」
F:
・Einfache Anwendung ab der fälligen Periode 「生理予定日以降、簡単に使用」
・Schnelle Gewissheit in nur 3 Minuten 「たった3分で速い確証」
妊娠検査薬での妊娠か否かの判定
妊娠かどうかの判定は、日本と同様に、判定線が出ているかどうかでわかります。
上の写真の「水色で囲んだ部分」を見てもらえるとわかるかと思いますが、
左側は、二本の線の表示が出ており、「妊娠している(schwanger)」ことを意味します。
右側は、一本の線の表示で、「妊娠していない(nicht schwanger))ことを意味します。
ちなみにですが、「私は、妊娠しています。」と言いたいときは 「Ich bin schwanger.」ということができます。
デジタルタイプの妊娠検査薬

一番左の検査薬は、「Nicht schwanger(妊娠していない)」か「schwanger(妊娠している)」かを表示するだけではなく、妊娠している場合は、週数(1-2週or 2-3週 or3週以降)も表示してくれるものです。
左から2番目の検査薬は、「Nicht schwanger(妊娠していない)」か「schwanger(妊娠している)」かを表示します。
右から2番目の検査薬は、「生理予定日6日前」から検査が可能なもので、こちらは、1本線が表示された場合、「schwanger(妊娠している)」ことを示します。一番右の検査薬は、このタイプの検査薬が2本入っているものです。
興味がある方は、商品ClearblueのHPをご覧ください。
病院で検査
わたしの場合、妊娠検査薬はdmで購入したのですが、こちらの記事で紹介した、日本人の先生がいる病院(一般内科)に行く機会がありましたので、ここで検査してもらいました。
妊娠確定後の病院探しの流れなどを「日本語」で説明していただけましたので、「ドイツ語や英語での会話が不安」という方は、こちらの病院がおすすめです。

「ドイツ語や英語での会話に不安がない」という方は、現地の婦人科(Frauenarzt, Gynäkologie)で検査可能です。Google mapで 「Frauenarzt」、「Gynäkologie」と調べれば、ミュンヘン市内の婦人科を探すことができます。
と言っても口コミもよくわからないし、どこで診てもらっていいかわからないという方へ、参考までに、わたしが診てもらっていた婦人科を紹介します。
女医さんで、先生も受付の方も英語が話せます。また、HPより受診の予約をすることができます。
※ミュンヘンには、リロケーションサービス(生活サポートサービス)を行ってくださる方がいて、妊娠関係に詳しい方もいらっしゃいます。
ネットで「ミュンヘン リロケーションサービス」と検索すれば出てきますので、探してみて下さい。
おススメの婦人科を聞くこともできます。
妊娠検査で陽性が出た後の対応
妊娠検査薬で陽性となった場合であっても、ドイツでは、「妊娠8,9週以降」でないと初診の受付をしてもらえないことが多いです。おそらく早めに連絡しても、妊娠8,9週までは待つことになるかと思います。
(婦人科で妊娠検査をしてもらった場合は、次の予約が、妊娠8,9週以降になると思います。)
ちなみに、ドイツでは、妊婦検診と分娩は違う病院で行われます。妊婦検診は、婦人科で行われ、分娩は、一般的に、病院 (Krankenhaus)で行われます。
そして、婦人科の医師が所属する病院(Krankenhaus)で産むことになりますので、産みたい病院がある場合は、最終的に、その病院に属している医師がいる婦人科で妊婦検診を行ってもらってください。
海外での妊娠は不安ですよね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。