ドイツに来られた方はこんな疑問や悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
というのも、わたしがドイツに来た当初3,4ヶ月間はびっくりするくらい顔に吹き出物ができ続け、ネットで調べたことを全て試しても全然良くならないというショックな経験をしたからです。
今回は、そんなひどい肌荒れを経験した私がたどり着いた【夜のスキンケアルーティン】を紹介したいと思います。
長くなりそうなので、今回は『クレンジング』と『洗顔』(&その後の石灰カス取り)に絞ります。
この記事でわかること
●ドイツの硬水事情
●ドイツのスキンケア事情
●筆者オススメのクレンジングや洗顔用品
ドイツでの肌荒れに悩んだわたしの夜のスキンケアルーティン

では、わたしの夜のスキンケアルーティンについて紹介したいと思います。
メイクをした日のドイツでの夜のスキンケア(クレンジング~洗顔後の石灰カスを取るための化粧水)
メイクをした日の夜のスキンケアの流れは、こんな感じです。
① アイメイク落とし/BIODERMA(ビオデルマ)の洗顔/クレンジング水
② 顔全体のクレンジング/MARTINA(マルティナ)のローズクレンジングミルク
③洗顔/ Lavera(ラヴェーラ)の洗顔ジェル
④ 石灰カスを取るためにスプレー式の化粧水を顔全体に吹きかける/LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー
① アイメイク落とし


アイメイク落としで使っているのは、『BIODERMAのサンシビオH2O』とdmで買ったコットンです。
ドイツに来てからメイクが薄くなったので、アイメイクや目のまわりはアイメイク用のリムーバーではなく、『BIODERMAのサンシビオH2O』で落としています。
『BIODERMAのサンシビオH2O』は、Apotheke(薬局)やMüllerで購入できます。『2本セット』で安く売られている場合がありますので、この時に購入するのがオススメです。
わたしのアイメイクや目のまわりのメイクは、アイシャドウ、アイライン、(たまにウォータープルーフのマスカラ)、アイブロウです。コットンにたっぷりクレンジング水を含ませてから、コットンを目や眉の上に当て、なるべく目や眉をこすらないようにメイクを浮かして落とします。これくらいのメイクであればすんなり落ちてくれます。
この『BIODERMA(ビオデルマ)のサンシビオH2O』で「顔全体のクレンジング」をしても、メイクの落ちは全く問題ありません。わたしも半年くらいはこの『BIODERMA(ビオデルマ)のサンシビオH2O』だけで顔全体のクレンジングをしていました。
ただ、顔全体となると多少なりともコットンで顔全体をこすることになるので、わたしは、目の周りはこの『BIODERMA(ビオデルマ)のサンシビオH2O』で落として、顔全体は『MARTINA(マルティナ)のローズミルククレンジング』を使うようになりました。
『BIODERMAのサンシビオH2O』は、敏感肌の方向けに作られたクレンジング水で無香料・無着色です。洗顔不要のクレンジング水でもありますので、クレンジング後『洗顔しなくても気にならない』という方はこのままでもOKです。
(個人的には、『BIODERMA(ビオデルマ)のサンシビオH2O』はつっぱり感はないので、このまま洗顔しなくてもいいかなと思うのですが、やはり日本的な習慣があって、この後洗顔に入ってしまいます。)
→→→敏感肌の人でも安心して使えるクレンジング水「サンシビオ H2O-D」はこちらです♡
② 顔全体のクレンジング

顔全体のクレンジングは、こちらのMARTINA(マルティナ)のローズミルククレンジングを使っています。ローズの香りで癒されます。こちらは、AlnaturaなどのBioショップなどで購入できます。
ワンプッシュするとこんな感じです。薄いメイクですとワンプッシュ分で十分に落とせます。

③ 洗顔

洗顔は、Lavera(ラヴェーラ)の洗顔ジェルを使っています。これは、Alnaturaやdmで簡単に購入できます。
肌荒れに悩んだわたしが思う『ドイツでの洗顔のポイント』は、日本から持ってきた洗顔料を使わずにドイツの洗顔料を使うことです。後述しますが、わたしの場合は『日本の洗顔料をやめ』て、『石灰カスを取るための化粧水』を使用してから肌荒れが治ってきました。
洗顔ジェルはこんな感じです。
こちらの洗顔料もオススメです。
④ 石灰カスを取るための化粧水

ドイツは硬水のため、水道水で洗顔すると石灰カスが肌に溜まってしまうようです。そこで、ドイツでは、化粧水は、肌についた石灰カスを落とすための拭き取り化粧水を使うようです。確かに、ドイツでは、日本のような保湿系の化粧水はほとんど見かけません。
わたしの場合は、洗顔後、拭き取り用化粧水として、この『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』を顔全体に吹きかけ石灰カスを取り除くことを意識しながら肌に馴染ませます。
『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』は、拭き取り用の化粧水ではないみたいですが、わたしは、洗顔後この化粧水を使用することで肌荒れが良くなりましたので、この化粧水を石灰カスを取るための拭き取り化粧水として使用しています。
この『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』に出会う前にいくつか他の「拭き取り化粧水」と言われるものを試してみたのですが、すべてアルコールが入っており、敏感肌のわたしには全く向いておらず、肌荒れはひどくなる一方でした。
アルコールフリーのものを探したところ、唯一この『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』が見つかりました(他にもまだあるかもしれませんが、わたしが探せたのはこれだけでした)。
アルコールフリーのこの化粧水に変えてから肌荒れが落ち着いてきたので、肌荒れが酷い方は、アルコールの有無も確認されるといいかもしれません。
『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』は、Bioショップなどで購入できます。
メイクをしない日のドイツでの夜のスキンケア(洗顔~石灰カスを取るための化粧水)
① Lavera(ラヴェーラ)の洗顔料で洗顔
② LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナーを顔全体に吹きかける
ドイツでの肌荒れは何が原因?
ドイツでの肌荒れは、以下のような原因が考えられます。
●環境や言語の違いによるストレス
●生活時間や食生活の変化
●乾燥
●日本の水質との違い(日本は軟水、ドイツは硬水)
肌荒れが起きると落ち込んでストレスが溜まりますが、慣れない環境での生活だけでもストレスはかかっていると思いますので、肌荒れのことだけを考えて落ち込みすぎず、あまり焦らずに何が原因かを考えて一つ一つ対処していくことが大事だと思います。
あまりに長い期間ひどい吹き出物が出る場合は、病院に行くことをオススメします。

ドイツでの肌荒れ改善に向けてのわたしの3,4か月間の試み
わたしの場合、肌荒れがひどくなってきたとき、環境や言語によるストレスはあまり考えられなかったため(楽観的な性格なもので…)、まずは食生活を見直してみました。具体的には、ドイツに来てからご飯よりもパンやパスタなどの小麦食が増えたため、小麦をとらないようにしました。甘いものも摂らないようにしました。しかし、一向に肌荒れは良くならなかったのです。食生活の変化が原因ではなさそうでした。
次に、肌荒れにいいと言われるビタミン入りの化粧品を買ってみたり、吹き出物が出来にくくなると言われている化粧品を買ったりしてみましたが、これでも肌荒れは改善しませんでした。
その後は、硬水対策を行うことにしました。
まずは、水道水を軟水化するシャワーヘッドIONAC(イオナック)を買いました。洗顔時もIONAC(イオナック)を通した水を使いました。
IONAC(イオナック)を使用することで髪へのダメージは良くなりましたが、肌荒れに関しては、全く改善しませんでした。
▼IONAC(イオナック)シャワーヘッド本体▼
(楽天市場やYahoo!ショッピング
では、海外発送が可能です。Amazon
は国内発送のみです。)
▼IONAC(イオナック)交換フィルター▼
次に試してみたのは、日本から持ってきた洗顔料で洗顔した後に『拭き取り化粧水を使用すること』です。
拭き取り化粧水は、Bioショップで購入したアルコール入りのものをいくつか試しましたが、上述の通り、吹き出物はひどくなる一方でした。
その後、日本から持ってきた洗顔料を使うことを使うことを完全にやめ、単に水道水で洗顔した後、上に載せたLOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナーで石灰カスを取ることにしました。ここからわたしの肌は徐々に良くなっていきました。
そして、肌荒れがだいぶ落ち着いてきた時、洗顔料をやっぱり使ってみたいと思い、日本の洗顔料を使いました。すると、また肌が荒れだしたので、そこで、ドイツの洗顔料を試してみたのです。上で紹介したものではないですが、Bioショップで買えるものを使いました。
ドイツの洗顔料に変更したところ、肌荒れが良くなってきたので、わたしのスキンケアルーティーンは、『ドイツの洗顔料を使った洗顔→ロゴナの化粧水で石灰カスを取る』といった上述のルーティーンに落ち着きました。
ドイツでの肌荒れの原因?ドイツの硬水事情
硬水とは、マグネシウムやカルシウムの金属イオンを所定量以上含んだ水をいい、ドイツではほとんどが硬水です。ほとんどの地域が軟水の日本とは水の硬度が違うため、硬水による肌荒れがひどい方は、その水環境に慣れたり、対策をとったりすることが必要だと考えます。
一般に、硬水による肌荒れは、肌に残った石灰カスが引き起こしていると言われています。よって、ドイツにて水での洗顔を行った後は、タオルなどでゴジゴシこすらずに優しく水分を拭き取り、その後、拭き取り化粧水や上記の『LOGONA(ロゴナ)のフェイシャルトナー』で石灰カスを取り除くのがいいと思います。
IONAC(イオナック)を使用したとしても完全な軟水化は難しいと思いますので、硬水対策はとっておいた方がいいかなと思います。
ドイツの硬水対策のためのスキンケア事情
Apotheke(薬局)で薬剤師さんに聞いたところ、ドイツでは、硬水による肌トラブルを懸念して、水を使わない以下のステップでスキンケアを行うようです。シャワーを浴びるのも数日に1回ほどが推奨されていますし、やはりドイツの方も硬水対策はされているみたいです。
①拭き取りクレンジング
②拭き取り化粧水
③クリーム
日本人からしたらやっぱり洗顔料を使って水で洗顔したい人が多いと思いますので、そういう方は一度『ドイツの洗顔料を使う』、『洗顔後、拭き取り化粧水を使う』といったことを試すのもいいかと思います。
さきほど保湿系の化粧水をドイツであまり見かけないと言いましたが、乳液もほとんど見かけません。保湿系のクリームは有名な化粧品メーカーのものなど色々とありますので、試してみるのも楽しいと思います。
最後に
わたしの個人的な感覚としては、水による肌荒れが起きた場合は、『ドイツでの一般的なスキンケアを試してみる』、『わたしがオススメした方法を試してみる』など、上述のような対策を採りつつ、硬水に慣れていくことも大事かなと思っています。
わたしの場合は、肌トラブルが起きた当初は、上述のスキンケアだけでなく、IONAC(イオナック)を使用しとにかく硬水を避けていましたが、現在はIONAC(イオナック)の使用はやめています。洗顔時やシャワー時など硬水に頻繁に触れていますが、それでも肌トラブルは起きていませんので、時が経つのを待つのも一つの方法なのかなと考えます。